Webデザイナーに必要なのはセンス?美大卒じゃなくても活躍できる理由

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Webデザイナーに興味はあるけど、自分にはデザインのセンスがないから向いていないんじゃないかな・・・
デザインに苦手意識を感じ、一歩踏み出せないという方にデザインセンスについてお話します。

こんな人におすすめ

・美大を卒業していなくても、WEBデザイナーになれる?
・デザインセンスや美的センスがない自分でもなれる?

美大卒=手が届かない存在。でも現場で求められるのは…

Webデザインに興味はあるけれど、「自分にはセンスがないから無理かも」と不安に思っていませんか?
特に「美大卒」という肩書きに気後れしてしまう人は多いです。実際、私もそうでした。

でも、現場で本当に求められるのは「センス」ではなく、課題を解決するための知識や工夫、そして何よりユーザーの立場に立って考えられる力です。

今回は、そんな”センス”に対する不安を払拭し、未経験でも一歩を踏み出すための考え方や学び方をお伝えします。

美大卒や専門学校卒じゃなくても、Webデザイナーになれます!

実際に活躍しているWebデザイナーの多くは、美大や専門学校出身ではありません。
私自身、文系大学を卒業し、絵を描いたのは中学校の美術の授業が最後というほどの状態からスタートしました。
そんな私でも、今では10年以上Webデザイナーとして働いています。

デザイン力はセンスではなく、「知識」と「経験」で身につけていくものです。

WEBデザインはアートではない

WEBデザインはアートではなく「商業デザイン」です。
アートのように自由な自己表現を目的としたものではありません。
ユーザーにとって見やすく、使いやすく、情報を的確に伝える”目的”があります。
問題解決や特定の目的を達成することが主な目的です。

つまり、再現可能な”型”が存在するということ。
「センスがある人にしかできない」というのは誤解です。

デザイン力の正体は知識と経験

最初から上手なデザインができる人とできない人の違いは、「センス」ではなく、ただ”知っているかどうか“だけです。

良いデザインをたくさん見て、なぜ良いのかを考える。
ルールやパターンを覚え、真似してみる。
これを地道に繰り返せば、誰でも確実に上達します。

デザインが上達しない人の共通点
  • 自分の感覚だけで作ろうとする
  • 目的やターゲットを考えていない
  • 他人の意見を聞かない、振り返らない

「まずは真似から」「ユーザー視点を忘れない」「フィードバックを歓迎する」。
この3つを意識するだけで、大きく変わります。

デザインの基本的なルール

基本的なルールを守りながらデザインを行うことで、視覚的に優れ、使いやすいデザインを作成することができます。

  • コントラスト
    異なる要素を視覚的に区別し、重要な情報を強調する。
  • バランス・整列
    デザインの一貫性と秩序を保ちながら、関連する要素をグループ化し、視覚的に関連性を示す。
    情報の優先順位を示し、視線の誘導を助ける。
  • 反復
    デザイン全体に一貫性とリズムを持たせる。
  • 空白
    要素同士の間にスペースを設け、デザインに呼吸スペースを与える。
  • カラー
    色の組み合わせで心理効果を狙い、ブランドイメージを強化する。
  • ユーザビリティ
    デザインがユーザーにとって使いやすく、直感的に操作できるようにする。

ルールを理解して、実践することでどんどんデザイン力が付いていきます!

WEBデザイナーに向いている人の特徴

どんな人がWEBデザイナーとして、成功しやすいのかを挙げてみます。

人を喜ばせるのが好きな人

自分が作成したWEBサイトがユーザーやクライアントに喜ばれると、自分の仕事の成果を実感できる喜びがあります。
課題や問題に対して解決策を探し、自分のアイデアを形にして、ユーザーに喜ばれた時の達成感は格別です!

また、WEBサイトは全世界に公開されるので、自分の作品が社会やビジネスに貢献していることを実感することで、仕事に対する意味や意義を感じることができます。

ユーザー第一でコツコツと作業できる人

「WEBデザイナー」と聞くと横文字で華やかなイメージを持つ人が多いです。
でも、実際は一人でパソコンに向かってコツコツと作業する時間が大半です。
WEBデザイナーを目指した人の中にも、地味な作業とのギャップに挫折してしまう人は一定数います。

なので、自分の世界に没頭して、コツコツと作業に集中することが好きな人は、WEBデザイナーに向いています。

実際の案件では、クリエイティブなことばかりではなく、地味で面倒な作業も多くありますが、それを面倒に思わず、地道にコツコツと作業出来る人は会社やクライアントに喜ばれ、活躍の場も広がりやすいです。

さらに、ユーザーやクライアントのことを第一に考え、細部まで気を配り、クオリティの高いデザインを追求できる人はWEBデザイナーに向いています。

常に新しい技術やトレンドを学ぶのが好きな人

デザインのトレンドや、ツールや技術の変化は早いです。
なので、トレンドや新しいツール、技術に対して興味を持ち、学び続ける意欲がある人が向いています。

デザインスキルや技術が向上していることを実感し、自分の成長を確認できる喜びがあるので、新しい知識や技術を身に付けることが楽しいと感じれる人には、楽しく働ける職業です。

WEBデザインを学ぶ方法

WEBデザインは独学でも習得可能ですが、職業訓練やスクールといった選択肢もあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので自分に合った方法を選択しましょう!

独学で学ぶ

独学で学ぶ場合は、好きな教材で自分のペースで費用を抑えて学習することができます。
センスゼロでもプロになるためのポイントをまとめました。
ポイントを押さえて効率的にデザイン力をアップさせてください!

独学でデザイン力を身に付ける5つのポイント
  • デザインの基礎を押さえる
    フォントの選定や強弱の付け方、レイアウトや配色など基礎知識をしっかり身に付けましょう。
    まずは、「デザインの4原則」:近接・整列・強弱・反復から!
  • 良いデザインのサイトをたくさん見る
    ただ見るだけではなく、良いデザインだと感じられる理由を分析しましょう。
    デザインの良し悪しを判断できるようになれば、自分のデザインのレベルもアップします!
  • プロのデザインを模倣する
    プロのデザインを真似して作成することで、良い感じに見える配置やバランスを実感できます。
    自分の引き出しを増やして、目的に合ったデザインの選択肢を増やしましょう!
  • とにかく作る
    インプットしたことを元にどんどん作りましょう。
    頭で理解するだけではなく、実際に作ることで確実に身になります!
  • フィードバックを受ける
    プロのデザイナーでも、自分一人で作っていると良し悪しが分からなくなってくることもあります。
    他人の客観的な意見を取り入れることで、自分一人より早くスキルアップ出来ます!
    スクール等に通うと、プロの意見を聞けるのでより効果的です!
独学で学ぶ場合のデメリット
  • 分からないことあって、壁にぶち当たってしまうと越えるのが難しい
  • 学習すべき分野や方向性など体系的に学ぶのが難しい
  • 自分でモチベーションを維持させる必要がある

職業訓練で学ぶ

職業訓練で学ぶ場合も費用は基本無料(テキスト代別途)で、基礎から丁寧に学ぶことが出来ます。
分からないことも講師に直接質問でき、就職サポートも充実しています。

私もはじめは卒業訓練で学びました。
ただ、卒業訓練のカリキュラムだけだと十分とは言えないので、プラスアルファで独学で勉強してポートフォリオを作成し、制作会社に内定を頂きました。

職業訓練の学ぶデメリット
  • 就職市場での競争力がやや低い
  • 全員が同じカリキュラムで学習するので、個々に合わせた学びが難しい
  • 競争率の高い会社に就職したい、フリーランスで活躍したい場合は自己学習が多く必要

スクールで学ぶ

スクールで学ぶ場合、費用がかかりますが、プロの講師から直接指導を受けることができます。
また、最新の技術やトレンドを押さえて、同じ目標を目指す仲間と切磋琢磨しながら学ぶことができます。
就職・転職サポートも充実しているので、お金を使って時間を節約することができます。

スクールで学ぶデメリット
  • 費用がかかる
  • 受講期間内に学習を終わらせる必要がある
  • 来校型の場合、通学する必要がある

まとめ

「センスがない」「美大を出ていない」──そうした不安は、Webデザインの世界では本質的な問題ではありません。
必要なのは、”ユーザーのために”という視点と、地道に学び、改善していく姿勢。
私のように文系大学出身でも、出来ました。
一歩踏み出せば、世界は広がります。あなたにも、必ずできます。

この記事を書いた人
管理人

2012年にWebデザインの勉強を始め、2013年より制作会社に勤務。
これまでに500件以上のWebサイト制作・運用に携わってきました。
現在も制作会社に勤務しながら、Webデザインスクールのトレーナーとしても後進の育成に取り組んでいます。
WordPressやデザインの実践的なノウハウを、初心者にもわかりやすく発信できるよう試行錯誤しています。

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