Webデザインを始めたばかりの頃は、チュートリアルどおりに作っているはずなのに、
「なんか素人っぽい…」
「思ったより見た目が整わない…」
と感じることはありませんか?
実はその違和感の多くは、初心者が共通してやってしまう “NGデザインのクセ” によって生まれています。
しかもこれらのミスは、特別なセンスがなくてもルールを知るだけで一気に改善できるものばかり。
この記事では、Webデザインを学び始めた人がやりがちなNG例を挙げ、具体的な改善ポイントをセットで解説します。
☑ 余白の作り方
☑ 配色の基本ルール
☑ 見出しと本文のメリハリ
☑ UI/UXで押さえるポイント
など、今日からすぐに実践できる内容です。
「デザインが一気にプロっぽくなった!」と感じられるはずなので、ぜひチェックしてみてください。
なぜ初心者のWebデザインは「違和感」だらけになるのか?
初心者のWebデザインに“なんとなく違和感”が出てしまうのは、デザインの基準がないまま作り始めることに原因があります。
プロのデザイナーは、制作に入る前に以下の基準を必ず整理します。
- 余白
- 色数
- フォント
- 情報の優先順位
- グリッド(揃えのルール)
しかし初心者は、基準を決めず感覚で作ってしまうため、各要素のルールが揃わず、結果として統一感のないデザインになります。
デザインの基準がない
基準がないと、要素ごとに数値がバラバラになり、“整っていない印象”になります。
- あるカードは余白が 12px、別のカードは 20px
- 見出しのフォントサイズがページごとに違う
- ボタンの角丸が統一されていない
- カラーコードが気分で変わる
これらの細かいズレが積み重なり、「なんか素人っぽい」につながります。
情報整理が不十分
初心者デザインは 情報の優先順位(ヒエラルキー) が弱い傾向があります。
- 大事な見出しが小さい
- 補足情報がやたら目立つ
- 文章のまとまりが見た目でわからない
ユーザーが「どこを見ればいいかわからない」状態になると、それだけで読みにくく、違和感が生まれます。
使いやすさより「見た目」を優先してしまう
初心者は「オシャレ」や「かっこいい」を優先しがちですが、Webデザインの本質は 使いやすさ・読みやすさ にあります。
- クリックできるボタンが小さい
- 余白を詰めすぎて窮屈
- 行間が狭くて読みにくい
- 色数が多すぎて混乱する
見た目を優先して“ユーザーの使いやすさ”を無視すると、UXが下がり、結果的に違和感につながります。
NG例① 余白が足りなくて窮屈なデザインになる
よくある失敗
初心者がもっともやりがちなミスが 余白不足 です。
- 文字と文字が詰まりすぎている
- 画像まわりの余白がほとんどない
- カードの内側余白(padding)が小さすぎる
- セクションとセクションの距離が近い
余白が少ないデザインは、情報がギュッと固まり、ユーザーは「読みにくい」「見づらい」という印象を持ちます。
しかも、余白が少ないだけで素人感のあるデザイン に見えやすくなります。
改善ポイント(余白の取り方の基本)
余白は「なんとなく」で決めず、数値をある程度“固定”します。
✔ カード内の余白 → 24px 〜 32px を基準にする
✔ セクションの余白 → 80px〜120px 程度を確保
✔ 要素間の余白 → 小(8px) → 中(16px) → 大(32px) のように段階をつくる
プロのデザインは、「余白が広い」だけで洗練されて見えます。
迷ったら 2倍に広げる くらいでちょうどいいです。
NG例② テキストの行間・字間が適切でない
読みづらくなる原因
行間(line-height)や字間(letter-spacing)が適切でないと、文章が一気に“読みにくいデザイン”になります。
- 行間が狭すぎて文字が潰れる
- 行間が広すぎて視線が迷子
- 字間がマイナスで詰まりすぎる
- フォントに対して行間の調整をしていない
特に日本語は、行間が少し変わるだけで読みやすさが大きく変化します。
最適なラインハイトとレタースペースの目安
一般的に次を基準にすると読みやすくなります。
- 本文文字サイズ 16px → 行間 1.6〜1.8
- 本文文字サイズ 18px → 行間 1.5〜1.6
- 字間は 0〜0.05em の範囲に収める
英字は字間を少し広げたほうが読みやすいケースもありますが、初心者は “詰めすぎないこと” だけ意識すればOKです。
NG例③ 色を使いすぎて統一感がなくなる
よくある色使いの誤り
初心者は、カラフル=オシャレと勘違いし、色を使いすぎる傾向があります。
- セクションごとに違う色
- ボタンがページ内で毎回違う
- 見出し色がバラバラ
- 強調色を多用して騒がしい印象に
色数が多いと、統一感がなくなり混乱を招きます。
配色は「3色まで」が基本ルール
プロデザインでは以下の3色に絞って構成します。
- メインカラー(ブランドカラー)
- サブカラー(補助)
- アクセントカラー(強調用)
特にアクセントカラーは 本当に重要な場所だけ 使うことで、ユーザーの視線誘導がスムーズになります。
「色に迷ったら3色まで」
これだけで一気にデザインが整います。
NG例④ フォントの種類が多すぎる
フォント迷子になる理由
初心者は「オシャレに見せたい」という気持ちから、フォントを次々と変えてしまいがちです。
- 見出しがゴシック
- サブ見出しが明朝
- 本文が手書き風
- ボタンは別のフォント
これでは一瞬で“素人感”が出ます。
フォントは原則“2種類まで”でOK
基本ルールはこれだけ。
- 見出し用フォント 1種
- 本文用フォント 1種
日本語フォントは読みやすさの関係で“1種類のみ”でも十分です。
迷ったら「Noto Sans JP」1本で全て統一するこれだけで8割解決します。
NG例⑤ 文字サイズのメリハリがない
見出しと本文が同じ大きさ問題
初心者に多いのが、すべてのテキストが同じサイズで、どれが重要かわからない状態になっているデザインです。
- H1 と本文がほぼ同じ
- 見出しが目立たない
- キャッチコピーが弱い
優先順位が視覚化されていないため、読み手が迷ってしまいます。
ヒエラルキー(情報の優先順位)の作り方
見出し → サブ見出し → 本文の関係をしっかり数値で分けます。
- H1:32〜48px
- H2:24〜32px
- H3:18〜20px
- 本文:16px
この階層がしっかりしているだけで、一気にプロっぽく見えます。
NG例⑥ ボタンの押しやすさを考えていない
クリック領域が狭い
見た目を優先しすぎてボタンを小さくしすぎると、ユーザーが押しづらくなります。
- テキストに padding がほとんどない
- スマホで押せないサイズ
- 角丸や影がなくクリックできるかわかりにくい
機能性が低いと離脱の原因になります。
適切なボタンサイズと余白のとり方
基本基準はこれだけ。
- 高さ 44px 以上(スマホ推奨)
- テキストの左右に 16〜24px の余白
- アクションカラーを明確にする
- ホバー・アクティブ時の変化を必ず付ける
「押しやすさ」はデザインの重要な要素です。
NG例⑦ 行頭や余白のズレでレイアウトが崩れる
揃っていないことで “素人感” が出る
- 画像の角が揃っていない
- 左のラインが微妙にズレている
- カードの幅が統一されていない
- ボタンの位置が毎回違う
この“数pxのズレ”が積み重なると、素人感・雑な印象につながります。
グリッド・基準線の作り方
プロは、最初に 揃える基準線 を作ります。
- セクションの左右余白を一定にする
- 12カラム・8カラムなどのグリッドを決める
- 左揃えラインを1本決めて全要素を合わせる
これだけで劇的に整います。
NG例⑧ 情報が整理されておらずゴチャゴチャする
情報を詰め込みすぎる問題
初心者は「伝えたいこと」を全部入れがちです。
- 文章量が多い
- 吹き出しやアイコンを多用
- 類似情報があちこちに散らばっている
情報が整理されていないと、ページが“混乱状態”になります。
「グルーピング」で整う理由
情報は「意味でまとめる」だけで整理されます。
✔ 見出しと本文を近づける
✔ 似た情報は同じボックスに入れる
✔ 1つのカードには1つの情報だけ
グルーピングができると、視線の流れが自然になり読みやすくなります。
NG例⑨ アイコン・画像の統一感がない
デザインテイストのバラバラ問題
- アイコンが線画と塗りつぶし混在
- 角丸写真と四角写真が混在
- イラストのタッチが違う
- ストック画像の色味がバラバラ
統一感がないだけで、全体のクオリティが一気に落ちます。
統一するポイント(線の太さ・タッチ・角丸など)
統一すべきポイントは明確です。
- アイコンの線の太さを揃える
- 角丸の数値を統一する
- 写真は同じ色調で揃える
- イラストのタッチを合わせる
これらを統一すると「洗練されたデザイン」に見えます。
NG例⑩ インタラクションを考えず“死んだUI”になる
ホバーや活性状態がないケース
初心者デザインは「静止画」になりがちです。
- ボタンにホバーがない
- フォームのフォーカス状態がない
- リンク hover がわからない
- 押しても反応がない UI
動きがない UI は “死んでいる”ように見え、ユーザーが操作に不安を感じます。
最低限入れるべきインタラクション例
- ボタンホバーで色 or 影が変わる
- テキストリンクは下線 or 色変更
- フォーム入力中は枠線色を変える
- ナビゲーションの現在地ハイライト
これだけで「触れるUI」になり、使いやすさが大幅に改善されます。
まとめ:初心者のデザインは「余白・統一感・優先順位」で改善できる
最後に、初心者が最初に改善すべきポイントはこの4つです。
✔ まず余白を広くとる
余白を2倍にするだけでデザインのクオリティが上がります。
✔ フォント・色は極力少なく
色は3色、フォントは2種までに制限するだけで統一感が生まれます。
✔ 情報の優先順位を視覚化する
文字サイズ・色・余白の差で「どれが重要か」を明確にします。
✔ ボタン・UIは使いやすさを最優先に
押しやすいサイズ、ホバー、フォームの反応など“使えるUI” にすることが大切です。





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