初心者がやりがちなWebデザインのNG例10選(改善案つき)

WEBデザイン

Webデザインを始めたばかりの頃は、チュートリアルどおりに作っているはずなのに、
「なんか素人っぽい…」
「思ったより見た目が整わない…」
と感じることはありませんか?

実はその違和感の多くは、初心者が共通してやってしまう “NGデザインのクセ” によって生まれています。

しかもこれらのミスは、特別なセンスがなくてもルールを知るだけで一気に改善できるものばかり。

この記事では、Webデザインを学び始めた人がやりがちなNG例を挙げ、具体的な改善ポイントをセットで解説します。

☑ 余白の作り方
☑ 配色の基本ルール
☑ 見出しと本文のメリハリ
☑ UI/UXで押さえるポイント

など、今日からすぐに実践できる内容です。

「デザインが一気にプロっぽくなった!」と感じられるはずなので、ぜひチェックしてみてください。

  1. なぜ初心者のWebデザインは「違和感」だらけになるのか?
    1. デザインの基準がない
    2. 情報整理が不十分
    3. 使いやすさより「見た目」を優先してしまう
  2. NG例① 余白が足りなくて窮屈なデザインになる
    1. よくある失敗
  3. 改善ポイント(余白の取り方の基本)
  4. NG例② テキストの行間・字間が適切でない
    1. 読みづらくなる原因
    2. 最適なラインハイトとレタースペースの目安
  5. NG例③ 色を使いすぎて統一感がなくなる
    1. よくある色使いの誤り
    2. 配色は「3色まで」が基本ルール
  6. NG例④ フォントの種類が多すぎる
    1. フォント迷子になる理由
    2. フォントは原則“2種類まで”でOK
  7. NG例⑤ 文字サイズのメリハリがない
    1. 見出しと本文が同じ大きさ問題
    2. ヒエラルキー(情報の優先順位)の作り方
  8. NG例⑥ ボタンの押しやすさを考えていない
    1. クリック領域が狭い
    2. 適切なボタンサイズと余白のとり方
  9. NG例⑦ 行頭や余白のズレでレイアウトが崩れる
    1. 揃っていないことで “素人感” が出る
    2. グリッド・基準線の作り方
  10. NG例⑧ 情報が整理されておらずゴチャゴチャする
    1. 情報を詰め込みすぎる問題
    2. 「グルーピング」で整う理由
  11. NG例⑨ アイコン・画像の統一感がない
    1. デザインテイストのバラバラ問題
    2. 統一するポイント(線の太さ・タッチ・角丸など)
  12. NG例⑩ インタラクションを考えず“死んだUI”になる
    1. ホバーや活性状態がないケース
    2. 最低限入れるべきインタラクション例
  13. まとめ:初心者のデザインは「余白・統一感・優先順位」で改善できる
    1. ✔ まず余白を広くとる
    2. ✔ フォント・色は極力少なく
    3. ✔ 情報の優先順位を視覚化する
    4. ✔ ボタン・UIは使いやすさを最優先に

なぜ初心者のWebデザインは「違和感」だらけになるのか?

初心者のWebデザインに“なんとなく違和感”が出てしまうのは、デザインの基準がないまま作り始めることに原因があります。
プロのデザイナーは、制作に入る前に以下の基準を必ず整理します。

  • 余白
  • 色数
  • フォント
  • 情報の優先順位
  • グリッド(揃えのルール)

しかし初心者は、基準を決めず感覚で作ってしまうため、各要素のルールが揃わず、結果として統一感のないデザインになります。

デザインの基準がない

基準がないと、要素ごとに数値がバラバラになり、“整っていない印象”になります。

  • あるカードは余白が 12px、別のカードは 20px
  • 見出しのフォントサイズがページごとに違う
  • ボタンの角丸が統一されていない
  • カラーコードが気分で変わる

これらの細かいズレが積み重なり、「なんか素人っぽい」につながります。

情報整理が不十分

初心者デザインは 情報の優先順位(ヒエラルキー) が弱い傾向があります。

  • 大事な見出しが小さい
  • 補足情報がやたら目立つ
  • 文章のまとまりが見た目でわからない

ユーザーが「どこを見ればいいかわからない」状態になると、それだけで読みにくく、違和感が生まれます。

使いやすさより「見た目」を優先してしまう

初心者は「オシャレ」や「かっこいい」を優先しがちですが、Webデザインの本質は 使いやすさ・読みやすさ にあります。

  • クリックできるボタンが小さい
  • 余白を詰めすぎて窮屈
  • 行間が狭くて読みにくい
  • 色数が多すぎて混乱する

見た目を優先して“ユーザーの使いやすさ”を無視すると、UXが下がり、結果的に違和感につながります。

NG例① 余白が足りなくて窮屈なデザインになる

よくある失敗

初心者がもっともやりがちなミスが 余白不足 です。

  • 文字と文字が詰まりすぎている
  • 画像まわりの余白がほとんどない
  • カードの内側余白(padding)が小さすぎる
  • セクションとセクションの距離が近い

余白が少ないデザインは、情報がギュッと固まり、ユーザーは「読みにくい」「見づらい」という印象を持ちます。

しかも、余白が少ないだけで素人感のあるデザイン に見えやすくなります。

改善ポイント(余白の取り方の基本)

余白は「なんとなく」で決めず、数値をある程度“固定”します。

✔ カード内の余白 → 24px 〜 32px を基準にする
✔ セクションの余白 → 80px〜120px 程度を確保
✔ 要素間の余白 → 小(8px) → 中(16px) → 大(32px) のように段階をつくる

プロのデザインは、「余白が広い」だけで洗練されて見えます。
迷ったら 2倍に広げる くらいでちょうどいいです。

NG例② テキストの行間・字間が適切でない

読みづらくなる原因

行間(line-height)や字間(letter-spacing)が適切でないと、文章が一気に“読みにくいデザイン”になります。

よくある例
  • 行間が狭すぎて文字が潰れる
  • 行間が広すぎて視線が迷子
  • 字間がマイナスで詰まりすぎる
  • フォントに対して行間の調整をしていない

特に日本語は、行間が少し変わるだけで読みやすさが大きく変化します。

最適なラインハイトとレタースペースの目安

一般的に次を基準にすると読みやすくなります。

  • 本文文字サイズ 16px → 行間 1.6〜1.8
  • 本文文字サイズ 18px → 行間 1.5〜1.6
  • 字間は 0〜0.05em の範囲に収める

英字は字間を少し広げたほうが読みやすいケースもありますが、初心者は “詰めすぎないこと” だけ意識すればOKです。

NG例③ 色を使いすぎて統一感がなくなる

よくある色使いの誤り

初心者は、カラフル=オシャレと勘違いし、色を使いすぎる傾向があります。

  • セクションごとに違う色
  • ボタンがページ内で毎回違う
  • 見出し色がバラバラ
  • 強調色を多用して騒がしい印象に

色数が多いと、統一感がなくなり混乱を招きます。

配色は「3色まで」が基本ルール

プロデザインでは以下の3色に絞って構成します。

  1. メインカラー(ブランドカラー)
  2. サブカラー(補助)
  3. アクセントカラー(強調用)

特にアクセントカラーは 本当に重要な場所だけ 使うことで、ユーザーの視線誘導がスムーズになります。

「色に迷ったら3色まで」
これだけで一気にデザインが整います。

NG例④ フォントの種類が多すぎる

フォント迷子になる理由

初心者は「オシャレに見せたい」という気持ちから、フォントを次々と変えてしまいがちです。

  • 見出しがゴシック
  • サブ見出しが明朝
  • 本文が手書き風
  • ボタンは別のフォント

これでは一瞬で“素人感”が出ます。

フォントは原則“2種類まで”でOK

基本ルールはこれだけ。

  • 見出し用フォント 1種
  • 本文用フォント 1種

日本語フォントは読みやすさの関係で“1種類のみ”でも十分です。

迷ったら「Noto Sans JP」1本で全て統一するこれだけで8割解決します。

NG例⑤ 文字サイズのメリハリがない

見出しと本文が同じ大きさ問題

初心者に多いのが、すべてのテキストが同じサイズで、どれが重要かわからない状態になっているデザインです。

  • H1 と本文がほぼ同じ
  • 見出しが目立たない
  • キャッチコピーが弱い

優先順位が視覚化されていないため、読み手が迷ってしまいます。

ヒエラルキー(情報の優先順位)の作り方

見出し → サブ見出し → 本文の関係をしっかり数値で分けます。

  • H1:32〜48px
  • H2:24〜32px
  • H3:18〜20px
  • 本文:16px

この階層がしっかりしているだけで、一気にプロっぽく見えます。

NG例⑥ ボタンの押しやすさを考えていない

クリック領域が狭い

見た目を優先しすぎてボタンを小さくしすぎると、ユーザーが押しづらくなります。

  • テキストに padding がほとんどない
  • スマホで押せないサイズ
  • 角丸や影がなくクリックできるかわかりにくい

機能性が低いと離脱の原因になります。

適切なボタンサイズと余白のとり方

基本基準はこれだけ。

  • 高さ 44px 以上(スマホ推奨)
  • テキストの左右に 16〜24px の余白
  • アクションカラーを明確にする
  • ホバー・アクティブ時の変化を必ず付ける

「押しやすさ」はデザインの重要な要素です。

NG例⑦ 行頭や余白のズレでレイアウトが崩れる

揃っていないことで “素人感” が出る

  • 画像の角が揃っていない
  • 左のラインが微妙にズレている
  • カードの幅が統一されていない
  • ボタンの位置が毎回違う

この“数pxのズレ”が積み重なると、素人感・雑な印象につながります。

グリッド・基準線の作り方

プロは、最初に 揃える基準線 を作ります。

  • セクションの左右余白を一定にする
  • 12カラム・8カラムなどのグリッドを決める
  • 左揃えラインを1本決めて全要素を合わせる

これだけで劇的に整います。

NG例⑧ 情報が整理されておらずゴチャゴチャする

情報を詰め込みすぎる問題

初心者は「伝えたいこと」を全部入れがちです。

  • 文章量が多い
  • 吹き出しやアイコンを多用
  • 類似情報があちこちに散らばっている

情報が整理されていないと、ページが“混乱状態”になります。

「グルーピング」で整う理由

情報は「意味でまとめる」だけで整理されます。

✔ 見出しと本文を近づける
✔ 似た情報は同じボックスに入れる
✔ 1つのカードには1つの情報だけ

グルーピングができると、視線の流れが自然になり読みやすくなります。

NG例⑨ アイコン・画像の統一感がない

デザインテイストのバラバラ問題

  • アイコンが線画と塗りつぶし混在
  • 角丸写真と四角写真が混在
  • イラストのタッチが違う
  • ストック画像の色味がバラバラ

統一感がないだけで、全体のクオリティが一気に落ちます。

統一するポイント(線の太さ・タッチ・角丸など)

統一すべきポイントは明確です。

  • アイコンの線の太さを揃える
  • 角丸の数値を統一する
  • 写真は同じ色調で揃える
  • イラストのタッチを合わせる

これらを統一すると「洗練されたデザイン」に見えます。

NG例⑩ インタラクションを考えず“死んだUI”になる

ホバーや活性状態がないケース

初心者デザインは「静止画」になりがちです。

  • ボタンにホバーがない
  • フォームのフォーカス状態がない
  • リンク hover がわからない
  • 押しても反応がない UI

動きがない UI は “死んでいる”ように見え、ユーザーが操作に不安を感じます。

最低限入れるべきインタラクション例

  • ボタンホバーで色 or 影が変わる
  • テキストリンクは下線 or 色変更
  • フォーム入力中は枠線色を変える
  • ナビゲーションの現在地ハイライト

これだけで「触れるUI」になり、使いやすさが大幅に改善されます。

まとめ:初心者のデザインは「余白・統一感・優先順位」で改善できる

最後に、初心者が最初に改善すべきポイントはこの4つです。

✔ まず余白を広くとる

余白を2倍にするだけでデザインのクオリティが上がります。

✔ フォント・色は極力少なく

色は3色、フォントは2種までに制限するだけで統一感が生まれます。

✔ 情報の優先順位を視覚化する

文字サイズ・色・余白の差で「どれが重要か」を明確にします。

✔ ボタン・UIは使いやすさを最優先に

押しやすいサイズ、ホバー、フォームの反応など“使えるUI” にすることが大切です。

この記事を書いた人
管理人

2012年にWebデザインの勉強を始め、2013年より制作会社に勤務。
これまでに500件以上のWebサイト制作・運用に携わってきました。
現在も制作会社に勤務しながら、Webデザインスクールのトレーナーとしても後進の育成に取り組んでいます。
WordPressやデザインの実践的なノウハウを、初心者にもわかりやすく発信できるよう試行錯誤しています。

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